長い間、一緒に過ごせるもの

6月 21, 2008

現代の、「使い捨て」社会が、作り出した大きな問題。それは、廃棄物処理の限界。

日本に住んでいた頃は、何でも「新しいもの」が好きで、古いものへの思いなんてなかった。古くなった自分の勉強机さえ、のこぎりで棚を壊し取り、その後その机がどうなったかさえ、知らない。

でも、カナダに住むようになり、ココには建築されてから70年、80年以上もの時が経っている家がまだまだ残っていて、高値で売られていることを知った。日本は、どんなに良い場所でも、家が古ければ、売り物にならない。だから、その地主は「損」をしていて、その物件は「もったいない」と言われる。

中古の家具なんて、日本で買うことはなかった。リサイクルショップというのも、自分からは遠い存在で。でも、カナダでは、中古品を自ら売買している人々が大勢いる。craigslistという、情報サイトは、その中でも最も利用者の多いサイトだ。私はそこで、テーブルセットや、アームチェアなどをオーナーと直々に売買した。そして今回、日本への帰国でまた同じ方法で、その家具さんたちを他の人に売る。

アームチェアは、独身女性のコンドミニアムで、新しいカバー(upholster)で使われる。たんすは、トロントに新しく移民してきた家族の、おそらく子供部屋で使われる。スタンドライトは、今まで暗かったリビングを明るくしたいという人の手に渉った。

古い物の価値を、私は理解するようになった。何でも、捨てずに済むものは沢山あるはず。アイディアを出して、他の形で再利用することも可能だ。そして、何よりも、捨てる前に、それを欲しい人がいるかもしれない、と考えるのが必要であること。

そんな中、ロングライフデザインというプロジェクトを知りました。デザイナーのナガオカさんが、自ら「昔の良い物」をセレクトして、長くずーっと愛され続けている家具や食器などを再製作した。何よりもすごいのは、その店で購入した家具が要らなくなった、その客から買い取りをしている。家具を売る者の責任と誇りがそこにあるのだと思った。

古いものには、数字で示すことのできない価値がある。それは、思い出や、歴史が創り出す温かさ。それが、人生を豊にすることにも繋がるということ。解ってほしい。

詳しい情報をもっと:6月15日放送 情熱大陸

 

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